花人 川瀬敏郎先生が 東日本大震災の後
366日間 日本の大地に咲く草木花と向き合い
祈りを込めて いけられた草木花。
切り取られた命が 再び器のなかで生かされている、
1ページ1ページ めくる度に命が 目に胸に飛び込んできます。
できるだけ人為を加えず ありのまま、野にあるように
投げ入れられた花たち。
蕾も 咲き誇る花も 虫食いの葉も枯れかけの枝も
素のまま 美しく
みんな輝いています。 希望があります。
古来から豊かな 圧倒的な自然に囲まれ、
その自然と共に生きてきた日本人。
人と自然とのあり方、命 について
静かに深く 考えさせられる本でもあります。